地元八幡神社奉納祭の様子
('92年に業務用Hi8カメラで撮影した素材からキャプチャ)
これが,大太鼓台。
四方に一人ずつ乗って,4人で打ちます。
(地域によっては,8人打ちの太鼓台もあります。
ちなみに小太鼓は2人で打ちます。)

この写真は,“馬場”と呼ばれる一般の人が
見物するための広い場所で普通に担いだ状態。
一般道での移動には,台車に載せて引きます。
(舟に載せて海から運び込む地域もあります!)
肩より高い位置に担ぎ上げたところ。

この時,担ぎ手の間で「えい,しゃ〜しゃ〜げ!」
と掛け声が上がります。
この掛け声から,太鼓台を担ぎ上げることを
「しゃしゃげる」「しゃしゃげする」と言ったりします。
正面からの1コマ。
「しゃしゃげ」の状態から,まるで転がすように
左右に大きく揺すっています。
この時,横に渡した担ぎ棒の先端が地面に
触れてしまうのは,下手な担ぎ方と見なされます(>_<)

勿論,この間も太鼓は打ち続けられています。
(乗り物酔いしやすい体質では,務まりません^^;)
担ぎ手の中でも華とされるのが,横棒の持ち手。
左右どちらの側も,下になった時は“支えの要”として,
上になった時は“纏持ち”のような立場として,
見物している人々からの注目を浴びます。

その分,一番危険な役割でもあるわけで,
台が自分の側に横倒しになると下敷きになり,
大ケガを負ったり時には亡くなる人もいたりします。

私が子供の頃,とある地区のお祭りの荒っぽさは有名で,
太鼓台同士をケンカ御輿のようにぶつけ合い,
間に挟まれて亡くなってしまう方が出るのは
必ずといっていいほどでした。
(今では“ケンカ”そのものは禁止されています)

90年半ば頃までは,総重量が5キロを超えるショルダータイプの
業務用Vカメラを嬉々としながら担いで,こんな様子を撮影したりしてたのでした(^^)
今では体力も落ちちゃって,見る影もありませんけれどね(苦笑)


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